振興調整費文部科学省平成20年度科学技術振興調整費「女性研究者支援モデル育成」事業 津田塾大学女性研究者支援センター主催 夏の合宿2010

実習内容

夏の合宿で実施する実習の内容を紹介します。各実習の担当をクリックすると、紹介文へジャンプします。実習の実施日程はスケジュールをご覧ください。

未来の子供たちが楽しく遊べる「おもちゃ」はどんなものでしょうか? この実習では、LEGO社のWeDoという教材と、マサチューセッツ工科大学で開発されたScratchというソフトを使って、コンピュータで制御された電子おもちゃのアイデアを具体化することに挑戦します。
ロボットが家庭にいることでどのように生活が変わるか想像してみてください。どのようなロボットが必要だと思いますか? 最先端ロボットを使って、あなたが考える未来のパーソナルロボットを作ってみましょう。
ひょっとして皆さんは、数学とは抽象的で紙とエンピツだけで考えるものと思っていませんか。公式を覚えて、問題を解く…ワーッ苦しい!と。本来数学はそんなに恐いものではありません。ドキドキ・ワクワクしながら楽しく考えると、数学が好きになるはずです。今回は、微分積分の話題を中心に皆さんとワクワクしたいと思います。
ギターのフレットはなぜ等間隔でないのでしょうか? グランドピアノやハープはなぜ微妙なカーブを描いているのでしょうか? そこには音階の成り立ちの秘密があります。そのルーツはピタゴラスの数学でした。音階の仕組みが解明できれば楽器が作れます。みんなで演奏を楽しみましょう。
この実習では、合宿中に撮影したお気に入りの写真を選んで編集し、オリジナルのデジタルアルバムにまとめます。実習の企画と運営は、アップルジャパン 株式会社の支援を受け、津田塾大学 女性研究者支援センター クロスメディア研究会に所属する酒井 麗さん、山口 夏実さんの二人が行います。

担当紹介

各実習の担当者のプロフィールです。

SCCIP(スキップ)メンバーシップ教室は、Scratchをはじめとした最先端の教育テクノロジーを活用して、創造性や問題解決能力を育成する教育事業を実施している。全国22ヶ所のメンバーシップ加盟教室と提携し、教育活動を展開中。
津田塾大学女性研究者支援センター特任講師。慶應義塾大学政策・メディア研究科後期博士課程修了。博士(政策・メディア)。学習院高等科と慶應義塾大学で非常勤講師を兼任。共著『ことだま on Squeakで学ぶ論理思考とプログラミング』(イーテキスト研究所)。
横浜市立大学文理学部数学科を卒業後、数学を嫌い会社員になるが、ちょっとしたきっかけで数学教育の道へ転身。高校教師、塾講師等を経て、現在は神奈川大学工学部教授。著書『パソコン数学博物館』(東京図書)他多数。
津田塾大学数学科卒業。2005年3月まで田園調布雙葉中学高等学校勤務。その後4年間藤野にあるシュタイナー学園非常勤講師。現在は津田塾大学、横浜市立大学非常勤講師を兼任。2003年度読売教育賞、算数・数学部門最優秀賞受賞。著書『一休さんの寺子屋数学』(国土社)他多数。
津田塾大学の学生5名で構成された、女性研究者支援センター所属の研究会。センターが運営するSNS「うめこみゅ」の利用促進活動、研究所や企業の見学会などの理系啓蒙イベントの開催などを行っている。